【日 時】 2025年2月17日 (月) 11:45〜15:20
【会 場】 東京都新宿区立四谷中学校 技術室
【対 象】 1年生3クラス合計94名
(内訳:第1クラス 31人、第2クラス 32人、第3クラス 31人)
【担 当 講 師】 知財創造教育支援委員会 高橋 洋平
東京委員会 高原 千鶴子
【オブザーバー】知財創造教育支援委員会 大久保 真己
■授業の概要
まず第1に、発明とは、生活の中のちょっとした不便を解決することであり、ただし、今あることから簡単に思いつかない、また、新しいものであるという条件があることを説明しました。次に、発明品について、「回転寿司」と「カップラーメン」を挙げました。そして、「カップラーメン」は誰でも使用できるが、コンビニ等で普段見慣れた「カップヌードル」の名称は、日清食品のみが使用できる「商標権」で守られているものであり、また、「カップヌードル」は特許の詰まった塊であると説明しました。最後に、机から転がってしまう丸型鉛筆の解決方法を質問したところ、丸型以外にすればよいという答えを即座に答えた生徒さんがいたのには大変驚きました。
授業後半では「べんりなちりとりを作ってみよう」という題材で発明工作を行いました。これは、ちりとりの幅がゴミ箱の投入口幅よりも大きい場合にそのちりとり内のゴミをこぼさずにゴミ箱に投入するためにはどうすればよいかという課題を解決するためにどうすればよいのかという発明を受講生に個々に考えてもらい、それを画用紙や紙コップなどの工作材料を使用して実際に形にしてもらうという内容でした。生徒たちは同じ課題を与えられているのに、その生徒たちはそれぞれ異なる発明を生み出しているというのがこの発明工作の面白いところです。発明工作を通して生徒たちの柔軟な発想に感心させられるばかりです。また、工作途中において、発明をする際にどのように考えればよいのかという発明発想手法を簡潔にお伝えし、その手法も取り入れて発明工作を進めていく姿も頼もしく感じることができます。それらの発明工作を工作後に説明してもらい、受講生全員でいろいろなアイディアを共有することも受講生の開発能力を向上させることになりました。
そして授業終了10分前くらいから短時間ですが弁理士業を含めたキャリア教育を行いました。弁理士の主な業務内容及び弁理士になる方法をお伝えしたうえで、どのように職業を選んだらよいのかを個人の好みと個人能力との関係性から説明させていただきました。
■依頼元の感想
この度は知財授業へのご協力ありがとうございました。
多くの内容を希望に沿って50分間に納め実施してくださり、とても助かりました。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
■担当講師の感想
50分という短い授業時間内での(講話+ちりとり作成+キャリア教育)という内容構成でしたが、各人が熱心に取り組み、ちり取りについてのコメント発表時間に、それぞれの生徒が工夫した点を自由に活発に発表できたのは素晴らしかったと思いました。特に、以下の工夫が目につき、それが、発明の原点であり、授業を催した甲斐があったと感心しました。
・ちり取りの出入り口を蛇腹に作って、ごみを捨てる時に大きなごみ箱と小さなごみ箱に捨てる時の工夫をしていた。
・ちり取りの出入り口を二つに折りたためて、大きなごみ箱と小さなごみ箱に捨てる時の工夫をしていた。
・ごみを拾いやすく又出易い様に、出入口の部分を斜めに作ったりしていた。